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豊の秋
秋日和
空高く澄んだ空気に深まりゆく秋を感じる頃となりました。秋の田はいよいよ収穫時期を迎えます。新穀をお供えする新嘗祭を始め、各地で五穀豊穣に感謝する収穫祭が行われます。
現代では収穫作業のほとんどが機械化されていますが、手作業の時代は様々な収穫風景が秋の風物詩の一つとなっていました。
垂穂(たりほ)
稲が稔って重そうに垂れ下がる様子
案山子(かかし)
稲が稔る頃、鳥追いのために案山子が立てられている風景は現在でも目します。かかしの語源は「嗅がし(かがし)」からきています。節分のやい嗅がしと同じく、もともとは強い匂いで追い払ったことによります。
稲架(はざ)
刈り取った稲を掛けて乾燥させるもの。現代ではあまり見かけなくなりましたが、昔は竹などを横に渡した稲架に稲を掛けてある様子は秋の一風景でした。
落穂拾い(おちぼひろい)
稲を刈った後に田にこぼれた稲穂を拾い集めること
稲扱き(いねこき)
昔の脱穀方法は千把扱き(せんばこき:鉄の歯の櫛(千歯)で稲穂をしごき取る方法)によるものでした。
籾摺り(もみすり)
脱穀の後、籾を天日で干し、臼で摺って玄米にしていました。
「五穀」とは
米、麦、粟、豆、黍(または稗)

(2006年10月掲載)
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