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  室礼歳時記
歳時暦
 

二十四節気
啓 蟄 仲春 二月節  2010/3/6
この頃になると、冬の間、土の中で冬ごもりしていた、いろいろな虫が穴を 啓いて地上へ這い出してくるというところから啓蟄と呼ばれる。またこの頃は、春雷がひときわ大きくなりやすい時期でもある。そこで昔の人は、冬ごもりの虫が雷の音に驚いて這い出してくるのだろうと考え、「虫出しの雷」と名付けたりもした。まだまだ、寒い時節ではあるが、日足も目に見えるように長くなり、日の光の中に春を強く感じるようになる。ちなみに、「蟄」は「ちゅう」の慣用読みで、虫などが土中にかくれている意である。

春 分 仲春 二月中 2010/3/21
この日、太陽は真東から昇って真西に沈み、昼と夜の時間がほぼ等しくなる(しかし実際には、光の屈折現象のため、昼のほうがやや長い)。この日以降は昼がだんだん長くなり、反対に夜が短くなる。一般では、この日を春の彼岸の中日といい、国民の祝日の一つである「春分の日」(もと春季皇霊祭)になっている。なお、春分点は、天球上で黄道と赤道が交わる二つの交点の内、太陽が赤道の南から北へ向かって横切る点のことで、赤経・黄経の原点となる。

 

雑 節
彼 岸  2010/3/18〜24
春・秋2期の彼岸会(ひがんえ)のこと。春分の日・秋分の日をはさんで前後三日ずつ、計7日間をいう場合もあります。 彼岸の初めの日を「彼岸の入り」といい、 終わりの日を「彼岸の明け」、また春分・秋分の日を「彼岸の中日」といいます。 彼岸の入りから四日目が彼岸の中日になります。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉を耳にしますが、彼岸は季節の変わり目であり、寒暑ともに峠を越します。
彼岸はもともと仏教における祭事であったものが、暦に記載されるようになって雑節となりました。彼岸の間、各寺院では彼岸会の法要が行われます。彼岸はサンスクリット語のpara(波羅)の訳で、「到彼岸」という語に由来しています。生死輪廻の此岸に対してそれを解脱した悟りの境地(涅槃)の世界に至るという意味です。この日、太陽が真西に沈むので、仏教の西方浄土説と結び付けたとされています。また、昼と夜の長さが等しいので、仏教を尊ぶ中道の精神にかなったという説もあります。仏教的色彩の濃い彼岸ですがインドや中国にはみられない、日本独特のものといわれています。彼岸会の始めは大同元年(806)、崇道天皇の霊を慰めるために行われたとか。
民間ではこの日、御萩・団子・のり巻き・稲荷寿司などを作り、仏壇に供え、先祖の墓参りをする習慣があります。彼岸の間、日によって供物を変える例も多い様です。
死者供養の山登りや、念仏行事、盆の先祖迎えに似た儀礼を行うところもあり、また彼岸の中日に太陽を拝む太陽信仰など地域によって様々な特色があります。

御萩(おはぎ:萩の餅の略称)の呼び方
春の彼岸…牡丹餅(ぼたもち)。春に咲く牡丹にちなんで。
秋の彼岸…萩の餅。秋に咲く萩にちなんで。

社 日  2010/3/19
一年に2回あり、春分と秋分に最も近い戊(つちのえ)の日のこと。 前後同日数の場合には、前の方の戊の日を社日とします。春の社日を春社、秋の社日を秋社ということもあります。「社」は土地の守護神である産土神(うぶすながみ)、社日はその祭日の意味です。春は産土神に豊作を祈願し、秋は収穫のお礼参りをする農耕の重要な節目の一つですが、土地神としての地神を祀る習俗、農神の去来伝承、社日参り(七鳥居参り)など地域によって様々な伝承があります。

 
和風月名 ※旧暦三月の別名です。現在の暦では四月頃にあたります。
弥生、 夬月、 花月、 嘉月、 禊月、 建辰月、 桜月、 早花咲月、 早花月、 蚕月、 染色月、 宿月、 称月、 桃月、 花津月、 花見月、 春惜月、 雛月、 夢見月
 
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