豆まきの4点 豆、柊、鰯、あたり棒
節分といえば豆まきですが、その由来は中国から伝わった「追儺(ついな)」の儀式にあるといわれています(別名鬼やらい)。 豆は魔目に通じ、鬼の目を打つためのもの。節分の夜に豆を煎った福豆を食べるのは、来る新春もまめ(達者)でありますように、とのいわれから。柊の小枝に鰯の頭を刺して玄関先に飾ると、柊のとげと鰯の悪臭が鬼を退散させると言われています。あたり棒は鬼退治の武器となるものです。
「鬼は外、福は内」 豆をまき、邪気を払って鬼を家より追い出します。昔は一家の主か跡取り息子が豆をまく役目でしたが、今では家族全員でまきます。大きな音をたてて戸を閉め、鬼を閉め出します。豆と一緒にまいたものは「鬼あられ」です。鬼瓦の頭は家の外側に向け、退散する姿を表しています。(写真右下)