古来中国では除災の風習で川辺で青い草を踏み、川の流れで身を清める禊を行い、酒を酌み交わして穢れを祓ったといいます。 これを踏青(とうせい)といい、後に曲水の宴へと発展していきます。 曲水の宴とは、細く曲がりくねった流れの水のほとりに座って、上流からながれてくる杯が通り過ぎる前に詩歌を読み杯を取って酒を飲むという風流な古俗です。中国では盛んに行われていた様です。日本では顕宗天皇元年(485年)に初めて曲水の宴が行われたといわれています。
【雛祭りの由来の頁】 上巳の節供 踏青と曲水の宴