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桃花酒
桃の花をひたした酒で、飲めば病を除き長生きするといわれています。古代中国では桃は邪気を祓う仙木と考えられていました。日本でも魔除けに桃の木を用いることも多く、桃の葉は様々な薬効があるといわれてます。(あせもやただれに効く。浴湯にも用いられ、桃湯と呼んだ)
1800年代になると白酒が用いられるようになります。

草餅と菱餅
古くは母子草を用いた草餅が作られていた様です。この草餅を菱形に切って菱餅としたのは、江戸初期といわれています。現在、菱餅といえば紅白緑の三層をなしていますが、それぞれの色には意味があります。紅は山梔子(くちなし)で解毒作用、白は血圧低下、緑は蓬(よもぎ)で増結作用。三色用いられるようになったのは明治に入ってからで、それまでは白緑の二層の菱餅が用いられていた様です。
菱形の餅を雛段に飾るようになったのは、中国から渡来したしきたりですが、もともとはインドの仏典によるもので、菱餅の三色は、健康(よもぎ)と清浄(白)魔除(紅色)を表しているとも言われています。

蛤(はまぐり)
ひな祭の日に蛤のお吸い物をいただくのは 、ふたつに分けた蛤の殻は、決して片割れの殻以外とはあわないことから女性の貞操を表しています。 蛤は汚れた水を嫌い、水が汚れると一夜にして移動することからも純潔の象徴とされていました。

 

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